「アクア・アートとSDGs」!~ニッポンバラタナゴ編~
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アクセスしていただきありがとうございます。
こんにちは!
SDGsニッポンバラタナゴ繫殖チームです。
今回は、前回に引き続きニッポンバラタナゴの繁殖についてのお話です。
前回も少し触れましたが、ニッポンバラタナゴは、少し変わった繁殖方法で子孫を残します。
前回の記事をご覧になりたい場合は、こちら↓からアクセスしてください。
雄は二枚貝の周りにテリトリー(縄張り)を作り、雌にアピールをし、二枚貝に誘導します。
雌には産卵管という器官が発達していて、その産卵管を二枚貝の出水管に入れ、二枚貝の鰓(えら)に卵を産み付けます。(写真上段左)
そして、雄のタナゴは、入水管付近に放精し、二枚貝が水を取り込む際に精子が二枚貝の中に運ばれ、二枚貝の中で受精が完了します。
卵は数日で孵化し、その後数週間貝の中で過ごします。
外敵に襲われない様にするためですね。
このプロジェクトは昨年から本格的に動き出し、生まれた個体は百匹ほどになります。(写真上段中央)
現在もすくすくと成長しており、大きい個体はもう立派な大人サイズに育ちました。
私達は昨年の経験を糧に、より多くの個体を育てられるように努力していきます。
また、前回も書きましたように、ニッポンバラタナゴのような絶滅の危機に瀕している魚達を、より多くの方に知ってもらい、この状況を少しでも改善させることができればと思い活動して参ります。